音楽学者ロバート・デュークは、ピアノを専攻する学生たちに、ある曲を自分で「弾けるようになった」と思うまで練習してきてもらい、翌日どれくらい弾けるかをテストしました
学生たちが練習してきた時間には、10分未満から1時間近くまでバラつきがあったそうです。そして、翌日のテストの成績と、どんな練習をしてきたかの比較を行いました。
その結果分かったのは、「練習時間が長くても順位が上がるわけではなかった」「繰り返しの回数も順位には関係がなかった」という事実でした。また、「練習の時に間違った演奏をした回数が多いほど、順位は下がる傾向があった」「練習の時に正確に演奏をした回数が多いほど、順位は上がる傾向があった」ということも分かりました。
デュークは「練習中に採用された戦略が、ピアニストが練習した量や時間よりも、パフォーマ
ンスの質を決定するものであることを示されました」と まとめています。要するに、練習のやり方の差が上手い下手の差ということです。
では、上位の学生たちはどんな練習の仕方をしていたのでしょうか? それは、
・ミスをする度に失敗した部分の正確な位置と原因を特定し、改善するように注意していた
・曲を弾くスピードを様々に変化させ、難しいパートを正確に演奏するためにテンポを落としたり、上手く弾けるようになっているか確認するためにスピードを上げたりしていた
・ミスが直せたことを確認するために、演奏が安定するまで間違った部分の練習を繰り返していた
といったやり方だったそうです
現在、我が子2人も今年2月の発表会に向けて(コロナ第6波よ、来るな~!)ショパンの難曲に取り組んでいますが、弾きにくい・上手く弾けない箇所は、楽譜にある音の動きを細かく一緒に見て指の動きを考えたり、音が大きく飛ぶから外すなら距離感を叩き込むために逆に目に頼らず正確な鍵盤を押せるよう試したり、作戦を練ります これは生徒さん方とのレッスンでも、レベルに応じて同様のアドバイスをします。
倉敷市水島地区にあるピアノ教室「みんなが楽しめるピアノ教室」代表・ゆき先生でした

